全国のみなさま
ご支援、ありがとうございました
エスペランサ1号は、11月1日早朝、無事に大隅半島のフェスティバロ本社に戻ってきました。
収穫の秋、掘りたての多種多彩な唐芋を満載して、地震や津波で大きな被害に見舞われた人々に、南国の大自然の恵みを届けたい・・という希望によって、エスペランサ1号は東日本に向けて出発しました。
この間、神戸と東京では、唐芋を販売して義援金や活動資金を確保しました。はからずも、多種多彩な品種を展示したことが、唐芋のPR、普及につながる効果も生まれました。
この活動には、各方面から多くのボランティアの人々が参加して下さり、またお買い求めのお客様も長い列を作って下さいました。
エスペランサ1号は唐芋とともに、このような幅広い善意をのせて、10月30日、宮城県石巻市にたどりつきました。そして被災なされた人々に、それを届けることができました。
エスペランサ1号のかかげた「希望」の旗をみて、いろいろとお力添えを賜りました全国の皆さま、本当にありがとうございました!
ここに一つの希望が達成されましたことを、深い感謝とともにご報告申し上げます。
なおエスペランサ1号はフェスティバロとNPO法人「唐芋ワールドセンター」とのパートナーシップによって企画実行されました。
両方を代表しまして、あらためてもう一度、御礼のごあいさつを申し上げます。
2011年11月8日
フェスティバロ社長室企画課
黒木めぐみ
石巻市についにたどり着きました。
10月30日午前11時過ぎ。
津波に襲われて全滅した南浜町に立ち寄りました。
全てがくずれさった広大な風景に、ただ呆然として、立っているのもつらいような気持ちになりました。
この地域の人々も入居しているという、向陽町の仮設住宅団地にエスペランサ号が現れるとすでに広場には300人ほどの人々が集まっていて下さいました。
そして大きな拍手とともに出迎えて下さり、私たちは涙が止まらなくなりました。
団地の人々は150種類のさまざまな唐芋を自分の手に取って、ビニール袋に入れながら、「今夜はこれを食べられる」と大喜びされていました。
また、あるお年寄りは「唐芋も嬉しいけど、これを届けてくれた気持ちを大切に受け止めたい」と言われました。
ここにたどり着くまで、多くの人々の善意に支えられながら、エスペランサ号は北上してきました。
私たちはただ唐芋を届けたのではなく、その善意を渦巻きとともにたどり着いたことをしみじみと実感しました。
今日のエスペランサ号の受入れは、社会福祉法人「こーぷ・福祉会」の丹野幸子さんなどのグループが引き受けて下さり、私たちスタッフのために手作りの料理を準備して下さっており、いろいろと荷下ろしや配布などの作業を手伝って下さいました。
「これで終わりというのではなく、長く長く続く交流となるようにしよう」。
お互いに話し合いました。
「ありがとう、エスペランサ号。また来いよ!」
と歓声とともに見送って下さった方々。
この出会いは私たちにとっても、生涯の宝物になると思わずにはいられませんでした
エスペランサ号乗組員一同

ボランティアして下さったみなさまと
このたびの向陽住宅での唐芋無料配布では、
社会福祉法人「こーぷ・福祉会」さまに大変お世話になりました。
心より感謝申し上げます。
施設長の丹野さまは夏に届けた唐菜を大切に育てて下さっていました

韓国をはじめたくさんの人々から預かってきた品々を丹野さんグループに寄託しました。